ユメザメの一種?


“いらないものは、すてなさい”
ママがそういってたから
私はことばをすてたかったけど
迷って、やめた。
宇宙が空間上にただ一つしかなかったとして、
そのかたすみにはきだされた私のことばは
プランクトンみたいに漂って、こぼれた。
ここではもはや意味のあるものなんて破壊のみである。
たとえるなら、そう、白血球。
私の体内の白血球は、体外へ大脱走!
あとは、わかるよね?
でも破壊には、同時にいかんともしがたいリスクが伴う。
つまり、深海がどんどん深くなってしまう。

マリンスター、救ってよ
それでも私は
まだ私をすてられないから。
降ってよ、マリンスノー
私の上に。